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巻頭言
創刊にあたって
2022年4月に名城大学情報工学部が発足してから間もなく一年が経とうとしています。情報工学部の最初の学生となる1年生が入学し、新設の科目が始まる中、一年間の研究活動をまとめた研究報告を情報工学部として創刊することになりました。これまでは母体である理工学部が発行する研究報告に一つの学科(情報工学科)として関わるのみだったところ、すべて自分達の手で行うことになりました。
そこから研究報告発行のためのワーキンググループが立ち上がり(私はこのワーキンググループの取りまとめとして本稿を書いています)、打ち合わせを重ねながら、発信力を高めるために、冊子体ではなくWebサイトの形で研究活動を報告することとしました。現在ご覧頂いているのがその研究報告のサイトとなります。立ち上がりの今年度はVol. 1 と番号を付け、以降 Vol. 2, Vol. 3, …と年一回のペースで発行していく予定です。
この研究報告サイトは主に三つのパートから構成されています。一つ目は毎回企画される特集記事です。情報工学分野における注目の研究トピックや学部における注目パーソンなどを取り上げていく予定です。第一弾として、今年度は情報工学部長の佐川雄二先生に情報工学部の設置に至る経緯や情報工学部の教育・研究に対する考えをご紹介頂いています。
二つ目のパートは研究リストです。これは情報工学部の教員がこの一年間に発表した研究の一覧です。ノーベル賞受賞の3名の先生方がおられるように、名城大学は研究活動にも力を注いでいます。電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会における情報系の発表では、名城大学が毎年トップの発表件数を誇ります。研究リストから情報工学部の研究活動の全体像をご覧頂ければと思います。
三つ目のパートはトップページ右側にあるリンク集です。現時点において、この研究報告サイト以外にも情報工学部の教員の研究活動に関する情報が数多く存在しています。リンク集はこれらの情報を集約するために設けられました。このリンク集をたどって、更に情報工学部の研究活動に触れて頂けると幸いです。
現段階では不足している点が多々見られるかもしれません。ご意見・ご要望を頂きながら、一歩ずつ、着実に育てていきたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
最後に、ワーキンググループのメンバーとしてご尽力頂いた旭健作先生、川澄未来子先生、吉川雅弥先生にこの場をお借りして感謝申し上げます。
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