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巻頭言
Vol.4の発行にあたって

2022年4月に名城大学情報工学部が発足してからまもなく4年となります。2023年3月から、1年間の研究活動をまとめた研究報告を情報工学部として毎年発行しており、今年度がVol.4となります。
今年度の特集記事は、2024年4月に新たに情報工学部のメンバーとなった竹本修先生に、自身の研究の紹介を行ってもらいました。サイバーフィジカルセキュリティ分野の中でも重要性が高まりつつある、暗号ハードウェアの安全性の評価手法に関する研究の紹介です。暗号ハードウェアに対する攻撃の一種であるサイドチャネル攻撃と、その攻撃に対する安全性を評価するための手法について記された、大変興味深い内容となっています。ぜひお読みください。
主要なコンテンツである研究リストも、今年度の内容を提供しています。これは、情報工学部の教員が1年間に発表した研究の一覧です。名城大学はノーベル賞受賞者を輩出するなど、精力的に研究活動を行っています。情報工学部に関係したところでは、例えば、電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会において、理工学部情報工学科の時代も含め、所属する教員の関連発表が情報系の発表の中で毎年トップの発表件数となっています。
この研究リストから、情報工学部の活発な研究活動を知ることができるようになっていますので、ぜひご覧ください。また、2024年3月発行のVol.2より英語ページの提供も始めており、研究成果の国際的な発信にも努めています。
この研究リストのタイトルからも感じ取っていただけるかと思いますが、生成AIの重要性が増すとともに、社会のさまざまな場面において活用が進んでいることを実感します。大学においても、自身の研究活動に生成AIを活用する学生が急増しています。生成AIの活用は多くのメリットをもたらす一方で、理論的内容の理解や生成結果の検証が不足していても学生自身の成果物として利用できてしまうという問題もあります。今後は、学生が生成AIの出力を主体的に評価・検証しながら活用する力を身につけることがますます重要になっていくでしょう。同時に、教員の側も、学生が生成AIの結果を十分な理解なしに利用していないか見極めるとともに、学生自身の能力を向上させるための生成AIの活用方法について継続的に検討していかなければならないと感じています。
今後も一層内容を充実させてまいります。ご要望やご意見などございましたら遠慮なくお知らせください。
最後に、ワーキンググループのメンバーとしてご尽力頂いた旭健作先生、川澄未来子先生、小中英嗣先生、竹本修先生にこの場を借りて感謝申し上げます。
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